肝臓病の症状と予防 治療

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肝臓は沈黙の臓器といわれているように、かなり病気が進んでも、初期症状はほとんど出てきません。だから、自覚症状を頼りに自己診断しても、肝臓の異常を見つけることは難しく、症状が出て発見されたときには遅すぎることが多いのです。肝臓病にはたくさんの種類がありますが、ここでは慢性肝臓病について説明したいと思います。一般に肝臓が悪くなるのはアルコールの飲み過ぎと考えられていますが、アルコールによるものは、せいぜい20パーセント位です。そうではなく、約70パーセントの肝臓病はウイルスによって引き起こされています。そのためワクチンで感染を防止することが最も大切です。また早期に発見して徹底した治療を行うことが必要です。そのまま放置してたり、治療を途中でやめると知らないうちに高い確率で慢性肝炎に移行してしまいます。肝炎ウイルスによる肝炎にはA型、B型、C型、D型、E型肝炎があり慢性肝炎と急性肝炎があります。A型・E型肝炎は生肉や貝類を介して感染します。B型、C型肝炎は普通の日常の生活ではほとんど感染しませんが、輸血や注射器の針、刺青、注射器の使いまわしなどの行為で感染します。母子感染など母親のウイルスが出産時に子供へ感染します。歯ブラシ、カミソリなどは自分専用のものを使うようにしましょう。また感染者の人は他人に使用させないように気をつけましょう。日本国内での肝臓病の原因の大半はC型肝炎です。出産時に母子感染する確率は10%程度で、母親の血液中のウイルス量が多い場合に多く感染します。B型、C型は慢性化します。慢性肝炎にかかると20〜30年の経過で肝硬変になり、さらには高い確率で肝臓がんに移行します。D型はB型に重感染するウイルスで血液によって感染します。D型、E型はほとんどが海外での症例であり、国内では感染する人はまれです。学生などがイッキ飲みで短時間に大量のアルコールを飲んだ場合、よく急性アルコール中毒を起こしますが、これはアルコールによる肝炎とは別のものです。一日に肝臓で解毒できるアルコールは日本酒で1合、ビールで大瓶1本です。健康な肝臓の人が適度を普通の飲み方をする限り、お酒で肝臓を悪くすることは、まずありません。ただし、ウイルス性肝炎がすでに潜在していて、それがアルコールで悪化するということがよくあります。また、数年以上のアルコールの過飲、それに食べすぎ、特に糖分の過剰摂取を続けていると脂肪肝といって、肝細胞に脂肪が大量に含まれる状態になる恐れがあります。この脂肪肝は肝硬変の前段階のようなものですから、注意しなければなりません。

肝臓病の症状と予防

肝臓病の多くは肝臓の障害がかなり進んでから出てくるものばかりです。比較的よくみられるのが、一般的な消化器症状です。食欲がなくなって、吐き気が続き、下腹部が張って、おならが頻繁に出るなどが特徴です。肝炎ウイルスによる肝炎には、A型、B型、C型、D型、E型肝炎がありますが、B型については、ウイルスの正体もわかり、ワクチンによる予防法もすでに確立しています。また、母親から子供への感染の仕方もよく分っていて予防もできます。 お酒は短時間に大量を飲まないでにほろ酔い程度にしておきましょう。 空腹時はなるべく飲まないこと。酒の肴を摂り過ぎないこと。飲食時にあまり多量のタンパク質をとると、膵臓の負担が大きくなりすぎます。 腹八分目を守り、食事は献立を考えて時間は規則的に。肝臓の悪い人は、食後できれば体を横にして休む習慣を。 体を横にしていると、肝臓を通る血液量が増え、予防的にも治療の面でもきわめて有効です。 薬を乱用しないこと。便秘は肝臓の負担を大きくするから、早めに治しましょう。タバコの吸いすぎも肝臓には大敵。